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2025年06月28日 | インドアゴルフ練習場

インドアゴルフのメリット・デメリット | 屋外ゴルフ練習場との違いを徹底解説!

#プロが教える#上達法#伊沢透プロ
インドアゴルフ練習場のメリットデメリット

ゴルフ練習といえば、これまでは屋外のゴルフ練習場が主流でしたが、最近では「インドアゴルフ練習場」が急速に普及してきました。

インドアゴルフ練習場では、屋外ゴルフ練習場とは異なる練習環境やサービスが提供されています。若者や上級者だけでなく、初心者やシニア層まで幅広く利用されています。

この記事では、屋外ゴルフ練習場とインドアゴルフ練習場の違いに着目し、インドアゴルフ練習場を利用するメリットとデメリットを徹底解説していきます。

さらに、ティーチングプロである伊沢透プロがすすめる「インドア×屋外」併用による理想的な練習スタイルもご紹介します。

この記事を監修した人

伊沢透プロ

伊沢透プロ

i8GOLF創設者。 中学生からゴルフを始めて長野県の国体選抜や数々の大会で優勝などの戦績を持つ。柔道整復師として整骨院の勤務経験を活かした「骨格から考えるゴルフ」を提唱しています。

結論|費用対効果と効率を求めるなら「インドアゴルフ練習場」が断然おすすめ!

インドアゴルフ練習場でシミュレーションゴルフを利用するゴルファー

これからゴルフを始める初心者や、短期間で上達したい方にとって、インドアゴルフ練習場は効率的で、コスパも高くおすすめです。

「ボール単価」で都度支払う屋外ゴルフ練習場に比べて、定額で通い放題のインドアゴルフ練習場は通うほどコスパがよく、最新のシミュレーションゴルフによる分析やプロによるレッスンにより、上達のスピードも早く効率的です。

以下に比較表を作成しました。インドアゴルフ練習場のメリット、デメリットをチェックしてみましょう。

インドアゴルフ練習場屋外ゴルフ練習場
天候の影響受けない
(冷暖房完備で年中快適)
受ける
(雨・風・寒暖差に弱い)
利用時間24時間営業の施設が多い営業時間に制限あり
(冬季は短いことも)
打席数少ないがWEB予約あり打席が多い
練習環境シミュレーター・スイング分析で効率的に上達実弾道を確認できる
バンカーやパターができる場合も
レッスン・サポートプロによるマンツーマンレッスンが充実大人数制のスクールが一般的
費用体系・コスパ定額制で通い放題。たくさん通えば1回あたりのコストが安いボール単価制。1球6〜15円。練習量が多いと高額に
初心者・シニアへの配慮手ぶらOK、体への負担が少ない環境クラブ持参・炎天下や寒冷下での練習は負担が大きい
費用対効果最新機材+定額制+プロのレッスンで効率よく上達しやすくコスパ高い打席代+ボール代+レッスン代で割高になることも

このように「快適な環境で、効率よく、コスパ良く上達したい人」にはインドアゴルフ練習場がおすすめです。一方、「自然の風や気温を感じながら実弾道を実感したい人」は屋外ゴルフ練習場がよいでしょう。

インドアゴルフ練習場5つのメリット|効率・快適・コスパがいい

インドアゴルフが近年急速に支持されているのは、従来の屋外ゴルフ練習場では得られなかった「利便性のよさ」と「上達のための仕組み」がそろっているからでしょう。ここでは、インドアゴルフ練習場ならではの強みを5つの視点から解説します。

1.天候や時間に左右されない「いつでも快適」な環境

インドアゴルフ練習場では、冷暖房が完備されており、真夏の猛暑や真冬の寒さ、雨風などを気にせず快適に練習できます。近年では猛烈な暑さにより熱中症のリスクが高まっています。そのため、シニア層にも人気です。
また、24時間営業の施設も多く、早朝・深夜などライフスタイルに合わせて利用できるのもインドアゴルフ練習場の大きな魅力です。毎日の練習に加えて、週末にはラウンド前の早朝練習にも活用することができます。

2.最新シミュレーションゴルフで弾道・スイングを可視化できる

ほとんどのインドアゴルフ練習場では、シミュレーションゴルフや弾道測定機が導入されています。シミュレーションゴルフは、いまやプロゴルファーも利用しており、弾道データ(キャリー・スピン・ヘッドスピードなど)やスイング動画が正確に測定・分析されます。

これにより、「なんとなく」「闇雲に」していた練習から、課題を明確にした効率的な練習へ切り替えることができます。

3.ティーチングプロによるレッスンで上達スピードが段違い

ほとんどのインドアゴルフ練習場では、資格を持つティーチングプロが常駐し、レッスンが受けることができます。これは、シミュレーションゴルフによって可視化されたスイングや数値を、どう改善すればいいかわからず、ゴルフレッスンの需要が高まったためです。

シミュレーションゴルフのデータと併用したプロのレッスンにより、課題の原因をその場でフィードバック→修正→改善というサイクルが速く回せるため、短期間で成果を感じることができます。

4.定額制で「通い放題」だからコスパが高い

インドアゴルフ練習場は、その特性からフィットネスジムのような月額定額制プランが主流です。
週2〜3回通えば、1回あたりの費用は数百円レベルになることもあり屋外のボール単価制よりも安く練習できるケースが増えています。そのため、球数や練習回数を気にすることなく、思う存分練習に励むことができます。

5.初心者・女性・シニアにもやさしい配慮

インドアゴルフ練習場は、ゴルフクラブのレンタルが無料の施設も多く、手ぶらで気軽に通えるのは初心者にとって大きな安心感ですし、重いクラブを運ばなくてよいのは女性にとってもメリットがあります。また、天候や体力面に不安があるシニア世代にも、屋内の環境は非常に人気です。

このようにインドアゴルフ練習場は「快適さ」「分析機能」「レッスン」「コスパ」の全てを兼ね備えた、これからのゴルフ練習場の主要なスタイルとなっていくでしょう。

インドアゴルフ練習場の注意点・デメリット|こんな人には合わないかも?

インドアゴルフ練習場は多くのメリットがある一方で、「全ての人に万能」というわけではありません。ここでは、インドアゴルフ練習場を利用する前に知っておきたい注意点やデメリットを解説します。

1.実際の球筋や弾道が確認できない

インドアゴルフ練習場では目の前のスクリーンへ向かってボールを打ち、シミュレーションゴルフによって解析されたデータが画面に可視化が基本です。そのため、実際にボールの軌道を見たい」「自然な風や芝の影響を感じながら練習したい」という人には物足りなさを感じることもあります。シミュレーションゴルフを利用する人の中では、「距離感が実際と異なる」と感じる方もいるのは確かです。

2.あくまでシミュレーション。本番に近い状況再現は難しい

インドアゴルフ練習場は、屋外のゴルフ練習場に比べると、芝の上でのアプローチ・パター練習や、バンカー練習など、シチュエーションの再現には限界があります。特に、ラウンド直前の実戦感覚を養いたい中・上級者には、シミュレーションだけでは不安に感じてしまうことがあるでしょう。

3.練習量によっては割高に感じるケースもある

月額制や通い放題プランは、利用頻度が高い人にとってはコスパが高いですが、「月1~2回だけ軽く打ちたい」というライト層には割高に感じることになります。また、入会時の初期費用や、退会の煩わしさもあり、退会し忘れて無駄に会費を支払ってしまうなど、サブスクにありがちなリスクもあります。

4.施設の規模・設備に差がある

すべてのインドアゴルフ練習場が同じクオリティではありません。特にシミュレーションゴルフは、自動車のように多くのメーカーが、様々なラインナップを提供しています。そのため、導入されているシミュレーションゴルフの性能によっては、練習効率に大きな違いがでてきます。インドアゴルフ練習場を選ぶ際には設備やサービスなどの比較を十分に行うことが大切です。多くのインドアゴルフ練習場では体験利用ができますので、事前の確認がおすすめです。

5.予約が取りずらいケースがある

インドアゴルフ練習場は、1打席~6打席ほどしか打席がありません。そのため、WEB予約を事前にすうことが一般的です。しかし、そのインドアゴルフ練習場に所属する会員が多ければ多いほど、予約の争奪戦が激しく、「平日の仕事終わりの時間に予約が取りずらい」などの問題が起こりがちです。優良なインドアゴルフ練習場では、会員数に上限を持たせたり、予約に公平なルールを設けたりと工夫されています。こちらも事前にチェックするようにしましょう。

このようにインドアゴルフ練習場は「快適&効率」な反面、「実戦感覚の再現性」や「使用頻度」によっては、ご自身の利用スタイルに合わないこともあるでしょう。目的とスタイルに合わせた選択が重要です。

よりレベルアップを目指すなら|インドア×屋外どちらも取り入れるのが理想

屋外でゴルフをするゴルファー

インドアゴルフと屋外ゴルフ練習場は、それぞれにメリットとデメリットがあります。
一方を選ぶのではなく、両者をバランスよく併用することで、ゴルフの上達はさらに加速します

データ分析と実践感覚、両面からスキルアップを図る

インドアでは、ショットデータ・スイング動画・クラブパスなど、感覚では見えない部分を“数値で可視化”できますフォーム修正やクセの発見、反復練習には理想的な環境ですまた、これらが可視化された状態でのティーチングプロによるゴルフレッスンは、上達を加速させます。

一方で、屋外ゴルフ練習場では実際の弾道で必要な感覚を養えるのが大きな利点です。芝の感覚やバンカーなどの実践に近い環境も感じることができます。特にラウンド前の調整や、本番に近いシチュエーションでの打ち込みは、屋外ゴルフ練習場でしか得られない経験です。

プロがすすめる!インドアゴルフ練習場と屋外ゴルフ練習場の上手な使い方

i8GOLFの創設者である伊沢透プロに、インドアゴルフ練習場と屋外ゴルフ練習場の上手な使い方を聞いてみました。

伊沢透プロ
伊沢透プロ

インドアだけでは実戦の感覚が身につきにくいですし、屋外だけではスイング修正に時間がかかることもあります。どちらかではなく、どちらも必要です。

フォーム修正・スイング改善には「インドア」が最適

インドアゴルフの最大の強みは、「自分のスイングを客観的に見られること」です。シミュレーション機器やスイングカメラで毎回スイング動画が記録されるため、何を直すべきか、そして実際に直ったのかが可視化できます。

伊沢透プロ
伊沢透プロ

インドアでは、自分のスイングを毎回確認できるので、“今日はここを意識しよう”という目的がハッキリ持てます。結果だけでなくプロセスをチェックできるので、ミスの原因に気づきやすく、修正も早いです

屋外では、鏡もなく、自分のスイングを客観的に見るのは難しいです。インドアではスイングの癖やクラブの軌道、フェースの向きなど、細かい部分まで映像と数値で確認できるため、再現性のあるスイング作りに最適です。

距離感や球筋のリアルな体感は「屋外」でしか得られない

一方、実際の打球を目視できる屋外練習場は、距離感や球の曲がり方のリアリティ」を身につけるのに不可欠です。

シミュレーションでは、どんなに曲がっても画面上に「なんとなく飛んだ感じ」で表示されるため、自分では気づきにくい場合も。しかし屋外ゴルフ練習場で実際に同じスイングをすれば、「あれ、こんなに右に曲がってたんだ」と、現実の球筋に驚くことも少なくありません。

伊沢透プロ
伊沢透プロ

シミュレーションでは“ちょっとスライスした”くらいに見えても、屋外で見ると、OBレベルに曲がっていたりします。飛距離や方向性に対する“本当の感覚”は、やはり屋外でしか磨けません

特に、距離感や曲がり幅、風の影響など、リアルな環境で得られる情報は屋外ならではです。

上達を加速させる「インドア × 屋外」併用のすすめ

このようにインドアでフォームやスイングの精度を高め、屋外でその成果を実戦的に確認する。この流れが理想です。インドアゴルフ練習場での定期的な練習をベースにして、屋外ゴルフ練習場にも通いリアルな感覚を忘れないようにするのが理想的でしょう。

インドアゴルフ練習場での目的

  • スイングフォームやクラブ軌道の修正
  • 反復練習とデータ分析
  • 悪天候・夜間でも快適に練習可能

屋外ゴルフ練習場での目的

  • 距離感・球筋の確認
  • 実際のラウンドに近い環境での感覚づくり
  • ショートゲームや傾斜地対応の練習
伊沢透プロ
伊沢透プロ

実力を確実に上げている生徒さんは、インドアと屋外をセットで活用しています。週2回のインドア+月2回の屋外、これくらいのペースでも効果は出やすいですね

インドアと屋外、それぞれの強みを活かせばゴルフはもっと上達する

ここまで、屋外ゴルフ練習場と比較することでインドアゴルフ練習場のメリット・デメリットを見てきました。

インドアゴルフ練習場は、屋外のゴルフ練習場に比べて多くの点でメリットがあり、主軸とする練習環境に採用することをぜひおすすめしたい。

その一方で、「インドア」「屋外」それぞれに適した使い方がありました。理想は、どちらか一方に偏るのではなく、目的に応じて使い分けることが、上達への近道でした。

ゴルフ初心者の方は

まずインドアで基礎フォームを固めながら、自信がついたら屋外へ。

中・上級者の方は

「インドアで微調整 → 屋外で確認 → ラウンドで実践」のサイクルがおすすめ

プロの視点からも、「インドア×屋外の併用が、着実にスキルが伸びる方法」ということでした。

あなたのレベルや目標に合ったゴルフ練習場を選び、次のラウンドではベストスコアを目指しましょう!

この記事を監修した人

伊沢透プロ

伊沢透プロ

i8GOLF創設者。 中学生からゴルフを始めて長野県の国体選抜や数々の大会で優勝などの戦績を持つ。柔道整復師として整骨院の勤務経験を活かした「骨格から考えるゴルフ」を提唱しています。

この記事を書いた人

アイエイトゴルフ

アイエイト編集部

アイエイト編集部は、2020年のi8GOLF立ち上げ当初から運営に関わってきたインドアゴルフの現場を知る編集チームです。 この記事では、運営経験をもとに、これからゴルフを始める方や練習環境を探している方に向けて、信頼できるリアルな情報発信を行っています。